第三十一回 「四国こんぴら歌舞伎大芝居」

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「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が行われる「金丸座(旧金毘羅大芝居)」
は天保6年(1835年)に建てられた現存する日本最古の芝居小屋で、
今年は完成から180年の記念年にあたります。現存していることが
奇跡ともいえる旧金毘羅大芝居は昭和45年には歴史的・文化的に
価値があるとして国の重要文化財に指定されました。

そんな長い歴史を持つ金丸座で毎年行われる「四国こんぴら歌舞伎
大芝居」も今年で三十一回目の公演となります。
公演期間は4月11日(土)から26日(日)までの16日間で、座頭は
中村時蔵さんが務めます。演者には尾上菊之助さんやこれからの歌舞
伎界を背負う尾上松也さん、尾上右近さんといった顔ぶれも。
気になる演目は第一部が「伊勢音頭恋寝刃」「道行初音旅」、第二部が
「芦屋道満大内鑑」「曽我綉侠御所染」のそれぞれ2本立てとなります。

琴平はこの時期が一年の中で特に賑わい、町が活気に溢れます。
ぜひこの記念すべき年に琴平で歌舞伎の世界に触れてみてください。

≪第一部≫
■「伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)」
実際に起こった事件を元に男性の女性に対する愛憎を表現した演目

■「道行初音旅(みちゆきはつねのたび)」
静御前が吉野山まで源義経に会いにいく歌舞伎代表作の一つ「義経
千本桜」の一場面を描いた演目

≪第二部≫
■「芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)」
安倍保名(あべのやすな)に助けられた白狐が保名の妻となり、
やがて安倍清明(せいめい)を産むという伝説を題材にした
演目

■「曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)」
男二人、女一人の三角関係を生々しく描いた演目

『第三十一回 四国こんぴら歌舞伎大芝居』
・日程:2015年4月11日(土)〜26日(日)
・開演時間:第一部 午前11時
      第二部 午後3時30分
・お問い合わせ先:こんぴら歌舞伎事務局 電話:0877-75-6714

詳しくは下記、四国こんぴら歌舞伎大芝居の公式HPをご確認
くださいませ。
http://www.konpirakabuki.jp/index.html
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