伝統ある桜花祭

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琴平に春の訪れを知らせる行事として有名な桜花祭(おうかさい)。
4月10日に金刀比羅宮で行われ、境内に咲き誇る約3,500本の桜と共に愉しもうと、
毎年多くの参拝客が訪れます。

冠に桜の花を挿した神職と、桜の枝を手に持った巫女の行列が、伶人の奏楽のもと、
午前9時30分に大門から御本宮まで優雅に参進。また、桜であしらわれた装飾品が、
行進に花を添えています。祭典では桜の小枝で飾られた神饌(しんせん)を奉り、
祝詞を奏上された後に「大和舞(やまとまい)」、「八少女舞(やおとめまい)」
が奏進。皆で春の訪れを喜び合います。

江戸時代の俳人である与謝蕪村は金刀比羅宮に護られた神体山である象頭山
(別名:琴平山)に咲く山桜をみて、「象の目の笑ひかけたり山桜」という詩を
詠みました。この詩は象頭山の桜が大きい体に合わない優しい目つきをしている
象の目のようだと、春景色の喜びを詠んだものであります。琴平花壇は象頭山の
裾野に建つ宿ですので、与謝蕪村も見たであろう景色をお愉しみ頂けることでしょう。

『桜花祭』
日程:2015年4月10日(金) 午前9時30分〜
場所:香川県仲多度郡琴平町892-1 金刀比羅宮
お問い合わせ先:金刀比羅宮社務所 Tel 0877-75-2121
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