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子供たちもようやく手を離れて、結婚記念日に久しぶりの夫婦二人きりの旅行。夫婦水入らずで泊りがけの観光旅行なんて新婚時代以来じゃないだろうか?
今回は、かつて江戸時代にお伊勢参りと並んで「一生に一度はこんぴら参り」と言われた香川の「こんぴらさん」と、松山の道後を巡る二泊三日の旅だ。インターネットで自宅に居ながらにして旅行の計画をたて、航空便・旅館ともにオンラインで予約が完了。便利な世の中だ。
朝9:50東京羽田発のフライトに搭乗し、高松空港に着いたのは11:10。空港からのシャトルバスに乗り継ぎ琴平に着いたのは12:14。旅行の計画をたてている時にも驚いたが、東京を出て2時間半後にはもう金毘羅さんだなんて、思っていたよりアクセスが良い。しかも空港からのシャトルバスは今回の宿である「琴平花壇」前にも停車するというのだから、楽ちん極まりない。
琴空バス(高松空港〜琴平花壇)
チェックインまでにはまだ時間があるから、宿に荷物を預けて外出。こんぴらさんに登るのは明日にしたけど、お目当てのうどん屋があるので、周辺の散策も兼ねて表参道へ。
表参道にはお土産屋さんや讃岐名物の「うどん」のお店がずらりと並ぶ。金刀比羅宮への参拝客で結構賑わっているね。お昼ごはんは事前にインターネットで調べた「川蝉」というお店。
それらしき場所を探すけどなかなか見当たらず…路地に入ると「日本一うまいうどんは川蝉のうどんや」という看板を発見!ここだ!最初は偏屈な感じで「頑固おやじ」っぽかったけど、話をしてみるとわりと気さくなご主人じゃないか。うどんも美味しかったし。この店は「当たり」だね! |
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チェックインまではまだちょっと時間があるけれど、早めに着いてロビーでチェックインの15:00まで休ませて頂くことにした。14:30過ぎだったが、「お部屋のご準備ができましたので」、ということで、特別にチェックインの手続きをしてくれることに。
老舗旅館ではあるが、玄関を入った印象は、なんだかモダンな雰囲気。 実は、400年の歴史を持つ老舗が2008年8月にリニューアルしたというので、今回チョイスしてみた。しかしなんともまぁ、静かな環境だろう。表参道より少し離れるだけでこうも環境がかわるとは。
早速、ラウンジでウェルカムドリンクを頂きながら、チェックインを済ませて部屋に。 今回は新しくできた露天風呂付客室に宿泊。居心地の良く過不足の無い客室の広々としたテラスには大きな桧の露天風呂。これは贅沢だ。四国の山並みを遠くに眺めながら、久しぶりに夫婦でお風呂を楽しんだ。君と水入らずのお風呂なんて、これまた何年ぶりのことだろう?正直、ちょっと照れくさかったけれど・・・。
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入浴の後は、妻がリクエストのバンクンメイ。神戸の芦屋で人気のタイ古式マッサージのお店が四国第一号店として、琴平花壇にお店をオープンさせたらしい。
ふたり揃って古式マッサージを90分間体験。これがまた快感で。日頃の疲れが吹っ飛び、かなり気持ちよかった!後半はあまり意識が無かったけれど・・・。 |
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夕食も和会席で、部屋食で頂きました。
美味しそうにお刺身を頬張る君の笑顔。連れてきてあげてよかったなぁ。
それにしても讃岐牛は美味しかった。追加すればよかった…。
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食後にもう一度夜景を見ながらお部屋の露天風呂に入ったあと、就寝までの時間を3階のガーデンラウンジでゆっくり過ごすことにした。
チェックインの時も利用したが、夜のラウンジはまた違って落ち着いた雰囲気で良い感じじゃないか。程よくおさえられた照明やBGMの効果だろうか、心身ともにリラックスできる環境だ。
カクテルで乾杯しながら、ライブラリーから思い思いの書籍に手をのばしてみる。なかでも僕は「ふでばこ」という雑誌が気に入った。サライ世代の僕の心をくすぐってくれる。こんど書店に行ったら探してみよう。
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ちょっと早めだけれど、今晩は早めに寝床につくことに。 |
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昨晩早く寝たのは朝陽を浴びながら大きなお風呂を楽しみたかったから。
思ったより大きくはないけれど、うまくまとまった居心地の良い展望風呂だ。露天風呂は山の竹林がすぐそばまでせまり、朝の凛とした空気に思わず深呼吸してしまう。
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朝食もお部屋で頂き、量・質ともに妻も私も満足。
私は目の前で炙る鯵の干物、妻は出し巻玉子を気に入っていた。 |
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さぁ、今日はいよいよ「金刀比羅宮」へ。
荷物は旅館へ預けたままで出発。
いよいよメインイベントの石段だ。
実は金毘羅参りを計画し始めた時から、毎晩妻と一緒にウォーキングで脚を鍛えてきた。いよいよその成果を見せるときだ(ちょっと大袈裟か…)。
事前の準備が奏功してか、すこぶる快調なペースだ。途中道草をしながらも、大門・五人百姓・旭社・御本宮まで、大した休憩もとらずに辿り着いた。
「御本宮」で参拝をしたあとは、おそろいの「幸福の黄色いお守り」を買ったり絵馬殿を見学したり。御本宮からの讃岐平野の景色は爽快だ。多くの参拝者はこの御本宮で折り返すが、はるばる東京から来て、ウォーキングで準備をしてまでやってきた私達は、この先にある奥社(厳魂神社)を目指す。御本宮までは785段、さらに奥社はそこから583段登った1368段目になる。
さすがに御本宮までの道程とは違い、途中すれ違う参拝者はあまりいない。ちょっと寂しい気もするが、荘厳な雰囲気に気が引き締まる。比すべくもないけれど、神域に足を踏み入れた敬虔な巡礼者の気持ちを少しかじった気分になった。
途中、北原白秋の歌碑もあった。そういえば、北原白秋が来琴した折には、昨晩お世話になった琴平花壇へ投宿し、宴会に興じたそうだ。
そして息も切れ切れに、途中景色で気を紛らわしながら、遂に朱塗りの奥の院まで辿りついた。さすがにここまで来る人は少なく、とても静かだ。
登りきった先の景色は御本宮よりもさらに素晴らしく、今までの疲れなど一気に吹き飛んでしまうほどの絶景だ。
心を沈め、二拝二拍手一拝。
奥社の西側、垂直に切り立った岩壁の上方に、荒々しい表情の天狗の面が掲げられている。日本各地にある高山は山岳信仰・修験者たちの信仰の舞台であったが、金刀比羅宮が鎮座するこの象頭山も例に違わず、古の修験道の跡を今の世に残しているようだ。 |
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今日の昼食はどうしよう…。
こんなこともあろうかと思って、実は昨晩の内に旅館スタッフさんと下調べしていた。
お昼は金刀比羅宮の境内にある「神椿(かみつばき)」というレストランでコース料理を頂くことに決めていた。神椿は、あの東京銀座の老舗・資生堂パーラーがプロデュースした店だというじゃないか。本店には妻とも何度か足を運んでいる。琴平店の神椿は石段500段目の森の中にたたずむ、緑に包まれたこじゃれた店だ。
ランチにしてはちょっとはりこみ3500円のコース料理を頂き、洋食好きの妻は大満足!
意外と堅苦しくなく、「とっておきの時間を過ごす場所」って感じだね。
資生堂パーラー「神椿」 |
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神椿を後にして、金刀比羅宮の書院を見学。
その後、昨日見た「表参道」でお土産を物色する。
東京の息子たちにせがまれていた讃岐うどんもたっぷり買って宅急便で送ってあげた。 |
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宿に戻って荷物を受け取る。
ご好意で宿の送迎車でJR琴平駅まで送っていただいた。
家ではなかなか見ることが少ない妻の無邪気な笑顔も見ることができたし、連れてきてあげて本当によかったなぁ。さて、それじゃあそろそろ次の目的地松山へ出発しようかな。 |
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